日本人間ドッグ学会

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理事長挨拶

公益社団法人 日本人間ドック学会 
理事長  篠原 幸人

 日本人間ドック学会第8代理事長を、平成28年6月に拝命しました篠原幸人(しのはら ゆきと)です。
 人間ドック健診のシステムは日本が発祥の地で、日本人間ドック学会は今から57年前、1959年に生まれました。当初は日本病院会の臨床予防医学会委員長が理事長を兼任されていましたが、1982年からは正式に日本人間ドック学会固有の理事長が任命されるようになりました。それ以来、会員の皆さんの大変なご努力の結果、順調に学会は成長し、年次学術大会も今年(2016年)で第57回を迎えることになります。
 第7代奈良前理事長は過去18年間にわたり、当学会の発展にご尽力され、平成28年3月現在当学会の正会員は、医師5,532名、医師以外469名、医療機関施設会員1,649、企業などの賛助会員32団体を数えます。現在では、日本人間ドック学会は押しも押されもせぬ大学会の仲間入りを果たしました。
 本学会は、「本邦の予防医学に関する学術の振興と高齢者福祉の増進及び勤労者福祉の向上を主たる目的として、日本国民の健康増進の充実に寄与する」と定款に記載されています。
 当学会は、高齢者は勿論の事、日本国民全員の悪性腫瘍・心臓病・脳血管障害・肝臓病・腎臓病など各種疾患の早期発見・早期治療に努め、その結果、日本の誇る国民皆保険制度の普及と共に、日本人の健康維持と健康寿命の延長に寄与し、21世紀の医療の中心であるべき予防医療の発展に尽くしてまいりました。
 しかし、年々我が国の疾病構造は変化しています。また近年の検査法の進歩は著しいものがあります。最近は遺伝子検査により、ある程度、将来起こり得る疾患を予測できるとも報告されています。しかし、全ての疾患が遺伝子だけで決まる訳ではありません。
 最も大切な事は、一般の方々の日頃の生活習慣の管理です。人間ドック健診の結果を良く理解し、自覚を持って頂く事で、疾患の予防・早期治療は十分可能になりつつあります。
 我々の最終的な目標は高血圧・脂質異常症・糖代謝異常・軽微な胃や肺の病変を早期に見つける事だけではありません。無論、これらの早期発見は非常に重要ですが、更にはこれらの無症状な検査異常ないし軽微な病変の発現そのものを予防する事が、本来の予防医学のあるべき姿だと考えます。
 本学会は会員諸氏と共に、本邦国民の健康増進を推進するという大きな目的を持って日夜努力してまいります。しかし、本当に重要なのは、先にも述べたように、国民の皆さま一人一人が、しっかりした自覚を持って、ご自分の健康維持に努力されることだと思います。我々は皆さまのお手伝いをほんの少ししているだけなのです。
 このホームページの理事長挨拶は、会員の方々のみならず、一般の方々を念頭に置いて書かせて頂きました。
 学会員の方々は、学会誌「人間ドック」31巻3号(2016年9月号)の私の巻頭言も合わせお読みいただければ幸いです。

平成28年6月

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