会告ー新規開発検査実施における留意点ー

2022年12月15日

会 告

会員各位
公益社団法人 日本人間ドック学会
理事長 荒瀬 康司
新規開発検査実施における留意点

 最近、様々な新規検査(特にがん診断等)に関するものが開発され、医学的な評価や陽性者に対するフォローアップ方法が明確でなく、実施されている現状にある。当学会に対しても様々な問い合わせや苦情が寄せられており、以下の基本的な考えを示す。

(基本的な考え方)

1)新規開発検査は、人間ドックや健診時にオプション検査として実施し、関連する健診項目の検査結果と併せ、総合的に判断することが望ましい。

2)新規開発検査実施に際しては、受診者に対し客観的な医学的評価を示し、心理的な負担などの不利益についても十分な説明を行うこと。

3)保険適用外の新規開発検査で陽性になった場合、特に自覚症状がない方の精密検査などに関する費用は、保険診療適用外であることを留意すること。

以上

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