人間ドックQ&A
Q1. 人間ドックは何日かかるの?
1日ドック(日帰り)や2日ドック、1泊ドック、3日以上ドックなどさまざまです。施設によって実施している内容が異なりますので、各施設にお問い合わせください。
Q2. 土日も受診できるの?
実施している施設は少ないようです。各施設にお問い合わせください。
Q3. どの施設で受けたらいいの?
日本人間ドック・予防医療学会では機能評価認定施設を公開しています。機能評価項目を満たしている施設を機能評価認定施設として認定しています。
お近くの施設を調べるには、ホームページ「e人間ドック」の認定施設の検索のページをご参照ください。
お近くの施設を調べるには、ホームページ「e人間ドック」の認定施設の検索のページをご参照ください。
Q4. 近くに機能評価認定施設がないときはどうすればいいの?
お近くの施設で、よいと思われる所をさがすのが賢明かと思います。近くにないからといって、遠方の機能評価認定施設まで出向くのは交通費用もかかりますし、その後同じ施設で通院することも考えるとおすすめできません。
Q5. 人間ドックは何歳から受診できるの?
通常成人(20歳以上)を対象としています。
Q6. 受診にかかる費用は一律ではないの?
各施設によって設備、また検査内容によって、費用が異なります。ご所属の健康保険組合によっては、人間ドックにかかる費用の補助がある場合があります(補助を受けられる年齢・金額が定められています)。
Q7. 人間ドックの費用は医療費控除の対象になりますか?
人間ドックは疾病の治療を伴うものではないので、医療費控除の対象とはなりません。
ただし、人間ドックの結果、重大な疾病が発見され、引き続きその疾病の治療を行った場合には、その人間ドックは治療に先立って行われる診察と同様に考えることができますので、その人間ドックのための費用も、医療費控除の対象に含まれます。
>参考:国税庁ホームページより
なお、人間ドックで異常が見つかった場合でも、引き続き治療をしなかった場合には、治療に先立って行われる診察と同様に考えることができなくなりますので、医療費控除の対象とはなりません。
ただし、人間ドックの結果、重大な疾病が発見され、引き続きその疾病の治療を行った場合には、その人間ドックは治療に先立って行われる診察と同様に考えることができますので、その人間ドックのための費用も、医療費控除の対象に含まれます。
>参考:国税庁ホームページより
なお、人間ドックで異常が見つかった場合でも、引き続き治療をしなかった場合には、治療に先立って行われる診察と同様に考えることができなくなりますので、医療費控除の対象とはなりません。
Q8. 人間ドックが勧められないのはどんな場合?
皮膚の湿疹、関節痛など特定の病状のみから病気診断を希望する人、すでに病名が確定していて、その重症度を調べたいといった場合などにはお勧めできません。
Q9. 検査内容は施設によってちがうの?
検査機器や施設体制によって異なります。自分の受診したい検査ができない施設もありますので、施設によくお問い合わせするのがよいと思います。
Q10. オプションはどうやって選べばいいの?
通常の人間ドックコースでは脳の異常や骨粗鬆症の程度は診断いたしません。
オプションの脳ドック、骨ドックなどを追加する必要があります。
オプション検査のメニューから受けたいと希望されるものを選ぶとよいでしょう。
「e人間ドック」ホームページのオプション検査の選びかたもご覧ください。
オプションの脳ドック、骨ドックなどを追加する必要があります。
オプション検査のメニューから受けたいと希望されるものを選ぶとよいでしょう。
「e人間ドック」ホームページのオプション検査の選びかたもご覧ください。
Q11. 治療は受けられますか?
人間ドックでは病気の有無・診断を行い、治療は行いません。治療などが必要な場合はしかるべき医療機関(併設を含む)に紹介してもらえます。
Q12. すでに薬をのんでいるけど、受診できるの?
内視鏡検査で組織検査も併せて行う場合などで、特定の服用薬を数日前から一時中止しなければならないこともあります。受診施設の注意に従ってください。また、現在治療を受けている主治医には受診日を伝え中止してよいか相談しましょう。
Q13. 前日に注意することは?
事前に注意することはいくつかあります。
(1)ふだんの生活のまま検査を受ける。
検査は試験ではありません。数日前から「にわか健康づくり」をしても見破る検査法も登場しています。ありのままの自分の姿を診てもらうようにしましょう。
(2)病気治療中の人は事前に必ず伝える。
すでに病気の治療を受けている人は、お薬手帳を持参しましょう。また、治療を受けている医師に「○月○日にドックを受けます」と伝えてください。検査によっては、その数日前から服用を一時中止しなければならない場合もあります。中断してよいかは主治医でなければ判断できません。
(3)検査前日の食事・飲み物の制限は必ず守る。
食事が検査値に影響し、前日の飲食の注意が必ずありますので、守ってください。
(4)問診されても困らないように準備する。
問診では今までの病気について、たずねることがあります。いつごろから不快な症状があったのかを具体的に「○か月前から」と答えられるように準備しましょう。
(5)他施設での人間ドック結果票があれば持参する。
他の健診施設で受けた人間ドックの結果票があれば持参しましょう。今回の診断の参考となります。
Q14. 問診ではどんなことを聞くの?
不快感の状態やいつから症状が現れたのか、体調について不安なことなどをたずねます。個人的な内容についても聞くことがあります。たとえば職業についてたずねます。健康状態と職業は深い関係があるからです。また、遺伝的な病気を知るため、ご家族の病気についてたずねることもあります。知り得た情報は個人情報保護法の下で守られます。
Q15. PETでどういう検査をするの?
PET検査とは陽電子放射断層撮影のことです。がんの診断に優れた検査ですが、PETのみでは限界があり、超音波検査やCT検査などと併用して行われます。高額な検査ですので、受診したい場合は施設によくお問い合わせするのがよいと思います。
Q16. 血液検査は何回も採血するの?
血液検査の種類はたくさんありますが、1回の採血ですみます。
ただし、ブドウ糖負荷検査などでは数回の採血があります。
ただし、ブドウ糖負荷検査などでは数回の採血があります。
Q17. X線検査を妊婦が受けてもいいの?
胎児への影響が心配されます。医師に伝えて、判断にしたがいましょう。
Q18. 豊胸術を受けていてもマンモグラフィーは受けられるの?
マンモグラフィーで乳房を圧迫するため、破損の危険があり、原則受けることはできません。
Q19. 検査表はどうやって見るの?
検査表のくわしい見かたは、「検査表の見方」のページにあります。PDFファイルのダウンロードもできます。
Q20. 人間ドックはどのくらいの周期で受ければいいの?
原則として1年に1回が望まれます。
Q21. 前回と同じ施設で受診したほうがいいの?
エックス線検査で異常が疑われる場合、前回のフィルムと比較することで不要な再検査や精密検査を受けなくてすむことが少なくありません。同一施設で受診することが望まれます。しかし、遠隔地に転居した、信頼できないと感じた場合などは変更することが適切です。
Q22. 健康保険を使って行う一般治療とはどうちがうの?
健康保険を使用して、全身をチェックすることはできません。一度に検査できる項目数も制限されています。例えば、脂質の代表的な検査には総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪の4種類がありますが、健康保険では3項目しか同時に検査できません。また、腫瘍マーカー検査は同時にいくつも行うことはできません。
Q23. 人間ドックの有効な利用法は?
病気の早期発見はもちろんですが、今後の健康方針の参考になるかと思います。
総監修:奈良 昌治(当学会 名誉顧問)
監 修:和田 高士(当学会理事)
監 修:和田 高士(当学会理事)