専門医制度(理念)について

トップページ > 専門医制度 – 専門医制度(理念)について

公益社団法人日本人間ドック学会は、平成21年4月1日より人間ドック専門医制度を設立し、定められた理念・基本方針に基づき、人間ドック専門医の使命である国民の疾病予防、健康増進を達成するために、ことに、より質の高い人間ドック健診を国民に提供するために、人間ドック専門医の質の向上を図ることを目的に、また、本法人の重要な公益事業の1つに位置図けし、運営してきました。

一方、専門医制度については日本総合健診医学会でも同様に実施していることから、両学会の理事長の合意のもとに、まず、名称を人間ドック健診専門医(Health Evaluation and Promotion Specialist)と統一し、次いで人間ドック健診専門医合同委員会を発足させ、両学会合同による、新制度での人間ドック健診専門医の育成事業を行うこととし、現在に至っています。

これまでの作業は、新制度に基づく人間ドック健診専門医制度に関する理念・基本方針、施行規則、施行細則、専門医プログラム、研修カリキュラム、更新単位等を定めたことですが、これらについては両理事長に答申し、了解いただき、両理事会でも承認されました。

なお、平成24年4月1日以前の人間ドック(健診)専門医については、平成24年4月1日〜平成29年3月31日までの5年間の暫定措置期間を設けますので、この期間内に旧制度に基づいた資格更新をしていただきますが、この更新後には、新制度に移行していただきます。

また、平成24年10月21日(日)には、新制度に基づく第1回人間ドック健診専門医認定試験が行われます。

さらに、本専門医制度が国民の健康増進に寄与すべく、平成24年2月8日に厚生労働省医政局総務課に、両学会として「専門医資格認定団体に係る基準該当届」を提出し、受理さました。今後は、日本専門医制度評価・認定機構による審査後に、人間ドック健診専門医も「広告のできる専門医」となる予定です。

今後の予定、その詳細等については決定次第、順次掲載していきます。本制度に関するご意見・ご感想がありましたら、本新制度事務局までご連絡ください。


平成24年4月

人間ドック健診専門医合同委員会
委員長 山門 實



★日本人間ドック学会および日本総合健診医学会の人間ドック健診専門医の理念が、下記のとおり決定しました。


【人間ドック健診専門医の理念】

人間ドック健診専門医は健診受診者に対して温厚な態度で、相手の話を聞く姿勢で余裕を持って接しなければならない。また同時に高い倫理観をもち、人の痛みを理解し、受診者の将来の健康に重大な責任を担っていることを自覚しなければならない。そのためには心身ともに自ずから健康であろうと心がけ、よき生活習慣を実践してゆかなければならない。

更に専門医の社会的責任として国民的な健康啓発も求められている。健診では疾病の早期発見はもとより、生活習慣病予防の重要性を念頭に置かなければならない。健康と思っている受診者を対象としていることから予防医学に対する知識も十分持っていることが重要である。

健診で得られる限られたデータを基に判断を下さなければならないので、常に医学の進歩、変化に柔軟に対応するために、医療全般にわたり平均以上の知識が要求され、新しい知識の取得も重要なポイントとなる。

また、健診結果の判定にあたっては数値でのみで判断せず、個人の背景、年齢、性、日常の活動量などを十分加味して、個人の基準値を基に判断するきめ細かい健診が実践できる能力を持たなければならない。

人間ドック健診専門医基本方針

  • 問診に基づいた生活習慣の問題点を指摘できる。
  • 問診、身体所見、検査所見に基づき、健康評価ができる。
  • 健康評価の結果から、必要な再検査、精密検査の指示をし、その後の健康計画を立案できる。
  • 再検査、精密検査の結果を受診者に説明し、事後指導ができる。
  • 健康評価の結果から、専門医に紹介すべき病態、疾患が判断できる。
  • 各学会のガイドラインに基づいた標準的なマネジメントができる。
  • 健康啓発を介して、社会(国民)への予防医学活動をすることにより、健康増進ができる。
  • 健診施設の質の向上について、中心的な役割を果たすことができる。

文頭へ